この50年で私たち日本人の平均睡眠時間は、
およそ1時間も短くなっています。
これは先進諸国でいうと韓国に次いでワースト2位です。
これは、科学技術の発展に伴い50年前と比べて
私たちの生活に娯楽が増えたためと考えられています。
24時間営業のお店が増え、いつ外出しても街は明るい状態です。
スマホやテレビ、パソコンなどいつでもどこでも楽しめる物の登場が
私たちの生活のリズムを大きく変えました。
生活リズムの乱れが引き起こす症状の一つに不眠があります。
現代人の4人に1人(3人に1人とも言われる)が
睡眠に何らかの不満を抱えているというデータが
厚生労働省の国民健康・栄養調査報告の方から発表されました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html
また、20人に1人が不眠のために薬を服用しています。
それほど、『不眠』というのは私たちに身近なものであり、
現代病ともいえるべき症状だといえます。
では、不眠とはどういう状態を言うのかというと
大きく分けて、以下の3つに分類されます。
1、入眠困難(寝つきが悪い)
寝るまでに時間がかかる症状がこちらです。
具体的に30分以上眠れなかったら不眠の兆候が見られるということになります。
15分以内に眠ることができれば該当しません。
2、中途覚醒
夜中に目が覚めてしまうお悩みの方は
中途覚醒不眠症と言います。
眠りが浅い人に多い不眠ですが、
高齢になるとどうしても起こってくる症状でもあります。
これは、高齢になってくると、
若い時みたいにエネルギーを消費することがなくなるため、
眠る必要がなくなるために起こります。
3、早朝覚醒
起きる時刻よりも1〜2時間前に目が覚めてしまう悩みがこのタイプです。
このタイプは、体内リズムが崩れている人が起こりやすいです。
不眠の悩みは、上記のどれか1つにだけ当てはまる人もいますが、
大体は、複数該当する方がほとんどのようです。
これらが起こる原因は、大きく分けて以下の4つです。
環境的要因
→時差の変化、枕や寝具、寝室環境(明るさ、温度、騒音など)
生活習慣的要因
→アルコール、たばこ、カフェイン、運動習慣、薬服用による副作用
身体的要因
→年齢、性別、痛み、熱など
精神的要因
→ストレス、うつ病、緊張、悩みなど
不眠が起こる要因はこのようにたくさんあります。
また、同じような生活をしていても、不眠症状の出方は人それぞれで、
症状は以下のようなものがあります。
不眠が原因で引き起こされる症状
・冷え性
・心臓病
・食欲不振
・息切れ
・目の乾き
・不妊症
・生理痛
・感情不安定
・集中力欠如
・めまい、耳鳴り
ここで紹介している症状はほんの一部なのですが、
一見睡眠と関係なさそうな症状の原因は
実は不眠にあることも多いのです。
大体4時間の睡眠時間を下回ると、
身体には様々な支障をきたしてくると言われています。
※まれにショートスリーパーと呼ばれる人も存在しています。
人間は寝ている間に、身体の疲労を取り、
次の日に動ける身体へと調整しています。
ですので、私たちが充実した日々を過ごすために
日頃の睡眠状況を見直すことは、とても大切な事なのです。
ココカラ整骨院は、一般の整骨院の内容以外にも
睡眠健康指導士の資格も取得しているため、睡眠関連の問題解決に得意です。
みなさまの眠れないというお悩みに対して、
原因の追究やアドバイスも行っております。
頭に合うオーダーメイド枕や自律神経に特化した治療もしておりますので、
何かお悩みでしたら、当院へお気軽にご相談ください。
また、症状によっては、適切な睡眠外来へ受診することをおすすめしています。
この辺でしたら、私が睡眠学協会でお世話になっている
代々木の【睡眠総合ケアクリニック代々木】が良いかと思います。
【睡眠でお悩みの方 ココカラ大図鑑】ココカラ整骨院ブログはこちら